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銀杏のこずえ

 いつもパソコンを打っている窓から見上げると、お隣のマンションの屋根の向こうに、銀杏の木の頂(いただき)が2つ並んでいた。家のマンションの金木犀のお宿から出て行く雀たちは、みんなでその銀杏の木の頂まで飛び上がっていく。そしてちゅんちゅんとしばらく休み、やがてどこか遠くへと飛んでいくのだった。


で今朝は、お隣にトラックが2台やってきて、「稼ぎ人」と田舎ではよんでいたが、田畑で体を使って稼ぐ、都会では肉体労働者と言うのだが、男女あわせて7,8人程も、いろいろな国籍、黒人、白人、アラブ系、バイクで来ている人もいる。


とても自然に携帯を見て談笑したり、運転手さんも、助手さんも、現場監督は日本人らしく、日本語で指示をだしているけれど。


年末の片づけかなと思いながら時々目をやると、沢山の紅葉した葉、枝やらを、塀の隙間から運び込んでは、次々に軽トラックに積み重ね上げている。やがて一杯になり、荷台を縄で縛りあげ始めた。


暖冬の冬、年の瀬でも今年の桜、けやき、白樺、イチョウも、まだ葉が落ちきらずに、とうとう暮れは押し迫って、今日は大掃除なのだろうと思った。


でちょっと見上げたら、いつもの雀の休憩場所の、銀杏の木が無くなっている。ああこの人達の仕事は、あの銀杏の木を切り倒して片づける事だった、やっとそれに気づいた。


やがて日本語の指示を聞きこんで、解散のようだ。トラックに乗り込んで並んで座り、バイクを押したり、仕事を終えて帰る人達、あいさつの声が聞こえる。今日本のこの世代は、かなりが引き籠っているのかどうか、若い日本人労働者は何処にいるのだろうか?


銀杏の木が消えてしまったお隣の屋根の上の空・・・雀も驚いたのか、お宿から出て来て、しばらく生け垣の上に止まってじっとしている。あのいちょうの木はどうしたんだとか、みんなして、考えているようにみえた。


木の頂が揺れながら輝いていて、雀たちも、ムクドリも、ハクセキレイなのか?○○〇タキなのか?訪れては、ちょっと体を揺すったりするのだったのに。なにか空っぽの空が不思議。


あすは丑年の新年を迎える。そう言えば父は丑年だった、今年108歳になる、それを数えた。

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