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メジャー(国際石油資源)とイラン革命

買い物の帰り道、道路向かいのマンションの塀にからんで、ことしの夕顔の花が3輪、風に揺れている。今年の酷暑を越えて、もう10月も半ばの、夕顔の花が咲く・・・

① 70年以上の戦地、パレスチナ

イスラエルの領土となっても、そこで70数年を暮し、だんだんとに居住地が狭められても、パレスチナ人達は、今度の戦闘開始、戦争の中での生活が続いている?このような相容れない?二つの民族が住まうイスラエル国、その建国は第二次大戦直後、ナチスによるユダヤ人の600万人の犠牲の直後、1948年の6月だった?第一次大戦中のイギリス、その三枚舌外交が浮かび上がる?

http://b.mirai21canal.com/?eid=1020085

旧約聖書の中?2100年前のユダヤ国?それが根拠なの?ユダヤ系の人々が土地を買い取り、その地域へ入植を増やしていった。そして1948年の建国なようだ?2100年前の旧約聖書の記述をなぞるような?その地に建国だけれど?でもその当地パレスチナに暮らしてきたの人々は?その社会と歴史?その栄枯盛衰の2000年のいろいろ?今イスラエルの領土内でのパレスチナ人達の暮らしは?その歴史と共にあった社会・国家・暮らしは何処なの?閉じ込められて70年も?

それらを無視して?と言うのか?その地の人々、パレスチナの人々は難民となって70数年なんだろうか?この地に古くから暮らしてきた人々だろうに?2000年の歴史過程を生きて来た社会と文化?しかし20世紀になって第一次大戦中が始まり、その戦争の為に英国が三方向に交わした、三枚舌外交?

② 三枚舌外交

エルサレムとは、ユダヤ教/キリスト教/イスラム教の聖地、旧約聖書を頂く「経典の民」・それらの人々それぞれの聖地。その1948年は第二次大戦の直後、なので600万人と言うナチスの収容所で殺害されたユダヤの人々、そして戦勝国連合軍英国の意は重く、イギリスの三枚舌外交、そのユダヤ人の建国が実行された?

その時に、このイスラエル領土とされた土地に、2100年の歴史過程?を暮らしていたパレスチナの人々。その後は居住可能地域が次第に狭められ、戦争の連続、第三次中東戦争(19676月)の敗北を受けて、パレスチナの人々の居住地はさらに狭められた?

➂ オイルショックの頃

第一次オイルショックを思い出す?1973/10の第4次中東戦争だったらしい?OPEC(石油輸出国機構)の原油の供給制限と輸出価格の大幅な引き上げから始まった?あの時のトイレットペーパー不足?

(※OPEC石油輸出国機構:国際石油資本などから石油産出国の利益を守ることを目的として、1960914日に設立された組織。設立当初は、イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5か国)

そして第二次オイルショックはその5年後(1978年)、年初2月のイラン革命?当時のイランのパーレビ国王(在位1941-1979/1211)は「白色革命」として、政治・文化・日常生活などあらゆる面で西欧化を掲げていたのだが、しかし国民生活は苦しく、対米従属っぽく?国民の反感がつのる?その渦中、パーレビ国王は米国へと亡命してしまい、反対に追放されていたシーア派のホメイニ師が帰国した。その熱狂の中で、イラン革命は始まった?

その後、1979年に亡命したパーレビ国王の身柄の引き渡しを求めた人々が、米大使館の職員などを444日間も拘束した様子をテレビで見た事は覚えている。その翌年から、今もイランは米国と国交断絶中なんだ?このいきさつの中で国際原油価格が約3年間で約2.7倍にも跳ね上がって、それが第二次オイルショックだったんだ?

➃ オスロ合意とは?

そのイラン、ホメイニ師帰国の翌年というのか?すぐさま隣国イラクのフセインが攻め入ってきて、イラン・イラク戦争(1980~88年)となり、この事態に辛うじて堪え切った?イランは講和を経て、持ちこたえた?でもイラクのフセインは、翌年1990/0802には、原油資源豊富なクウェートへと侵攻、わずか8時間でその全土を制圧したという・・・

すると、それを受けて、イラク対多国籍軍の湾岸戦争(1990/0802~1991/0228)が始まる。その時はソ連邦崩壊後の世界。この時から米国が唯一の軍事大国として行動する、その形が始まったとも言う?

アラブの戦争はイスラエルの常勝の中で、1993年9月に、米国とノルウェーの仲介で、イスラエル・パレスチナ双方のトップによるパレスチナ暫定自治合意、いわゆるオスロ合意が成立している。

オスロ合意:まずガザ地区およびヨルダン川西岸、パレスチナでの先行自治を開始,次に自治地域を拡大、5年間と定められた自治期間終了後には、ガザ地区や西岸地区の最終的な地位を決定するため?

しかしその8年後、ニューヨークトレードセンタービルに突き刺さった航空機の映像、2001/9.11が勃発し、その2か月後に英米軍はアフガンへと派兵して、世界中の人々はそれを見送ったのだった?

オスロ合意の原点に戻れ

https://www.kobe-np.co.jp/opinion/202310/0016904175.shtml

⑤ イラン革命への流れ

改めてアラブの戦乱、世界はオイルショックに見舞われ、イラン革命は?ホメイニ師が亡命先のパリから帰国してすぐ1979/0211には政権を掌握する。

革命政権は1979年から国名をイラン=イスラーム共和国と改めてシーア派の国家の宣言。メジャーズ(国際石油資本)が革命の混乱を避けて撤退したのを受けて、石油国有化に踏み切る。資源保護の立場から石油輸出を制限する措置として?これが石油の国際価格の急上昇へ、第2次石油危機をもたらしたんだ?

革命の動き、その人々はマルクス=レーニン主義の影響を受けた者から,民族主義者,新左翼グループ,自由主義者,バザール商人などさまざまの参加だったので、革命後に国家体制をめぐって激しい抗争もあり、しかし1980/05の国会選挙でイスラム聖職者を中心とするイスラム共和党は圧勝して,イスラム共和国憲法が成立、ホメイニ師に三権分立をこえる国家最高指導者の地位を与えている。

⑥ イラン革命の継続

この時新たに作られた革命委員会、革命裁判所、革命防衛隊などの組織に支えられ、1989年のホメイニ師の死去を契機に、最高指導者の地位についたハーメネイ師のもとで革命時の組織改革を進め、現在につながる体制基盤が固められている。

※革命防衛隊の組織:革命防衛隊は戦後の復興と開発を支える役割も。イラン革命では貧困者救済活動が行われてきており、そのことがこの革命が被抑圧者の立場からの政治運動であることを示している?

その象徴が、パーラビ王家の資産を没収して設立された「モスタズアファン財団」。この財団の主要な活動は、貧困者救済傷痍兵士支援活動やがて利益追求の複合企業化へと動く。イランは問題点を抱えながらも、革命防衛隊や特権企業化した財団などの組織に支えられて、革命体制を維持して、しっかりと今日を迎えているとも?

⑦ 2001年9月11日の同時多発テロ

でも21世紀を迎えて、あの衝撃的なテロの映像、あれを契機に、世界も米国も「テロとの戦い」へ向けて、アフガニスタンへ、そして次のイラクへと、軍事攻撃が進行する?

アフガンでは2021/0831迄の20年間に及ぶ米軍の駐留へ?そしてブッシュ(子)大統領は2003年、イラクのフセイン政権が大量破壊兵器を保有していると主張(これは嘘だった)しての?米軍イラクに侵攻だった?あっという間に政権は崩壊して、フセイン逮捕へ、3年後(2006/1226)にフセインの死刑を執行している?

何か今になって振り返ると、イラクのフセイン首相の絶え間のない戦争行動?やがて処刑と言う、この流れが怖い?裏側は?などと思ってしまう?そして2009年に、ブッシュからオバマへと米大統領の交代を迎えた。

そのオバマ大統領は、「アラブの春」へと、黒人の顔だけれど?次々に指令を発した?『自由と民主主義!』「独裁者、討伐!」、アラブ諸国の政権転覆が相次いだような?そして国民生活は、一層の不安定へと落ちていった?

でオバマ大統領の副大統領だったバイデンさんが大統領就任(2021/0122)の7か月目には?米軍はアフガンからきれいに撤退だった?その時にはカブールにアルカイダが戻ってきていたのに?それから4か月後のカザフの暴動(鎮圧)6か月目がウクライナ戦争なのが、出来過ぎ?みたいな・・

⑧ 中東の原油資源とイスラエル&メジャー

※石油メジャー:国際石油資本または石油メジャーとは、資本力と政治力で石油の探鉱・生産・輸送・精製・販売までの全段階を垂直統合で行い、シェアの大部分を寡占する石油系巨大企業複合体の総称(7つ?)。1975年にアンソニー・サンプソンが著した「セブン・シスターズ」で一躍存在が知られることになった。(ウィキペディア)

オバマさんの「アラブの春」の顛末?アルカイダの頭目のビンラディンの水葬?アラブの引き続く動乱?この地は大きな原油埋蔵地帯であろうし?アラブの人々の生活は動乱・内乱に落ちていったの?

改めて?「アラブの春」って何だったのだろうか?その20年後に米軍だけが、逃げ出したい人々はカブール空港においてけぼりで、ガニ大統領はドル札をヘリに詰め込んで真っ先にアラブ刷朝国連邦へと逃げ出して、その中で、米軍の自分達だけの完全撤退を遂行?

今回のハマスのイスラエル攻撃を、ゼレンスキ―が世界のマスコミに登場、広報して曰く「ハマスはロシアと同じ?」しかしながら、パレスチナ難民は?2000年の中東の歴史の流れの中にある自らの国家、共同体?を奪われた人々なんだけど?

⑨ 原油埋蔵地帯?

アメリカ、イギリス、フランスなど西側諸国を支配する私的権力(1%の富豪・ユダヤ系も多いの?ロスチャイルドとか?)は、早速のイスラエル支援の表明を?何かこの後ろは?原油メジャー、その「資本力」?それがイスラエルの軍事力を、バックアップ中?それが続いていたような気がする?

そうした支援がなければイスラエルは存在できない。イスラエルはスエズ運河を守り、中東全域に目を光らせる欧米支配層の前方作戦基地だという見方は?どうなんだろうか?

http://www.palst-jp.com/jp/jp_biography.html

2000年前の失われた国家、それを根拠にして新しい国を宣言し、当地に暮らしていた人々(パレスチナの人々)の居住地を制限して、檻の様にして閉じ籠め中みたいな?それが通るのは大きな『金目』の力?なのでは?

⑩ イスラエル国内のパレスチナの人々 

ウクライナのゼレンスキーの絶叫?『自由と民主主義!』「独裁者!討伐!」とは?その地の、その国民の為の大地・耕作地・地下資源・国民の労働力/知力などを、飛ばしてしまいそうな?現実の生活問題を、見えなくさせる?呪文のような気もする?

大切なのはアラブの原油資源、その富を自国民の為に?では?植民地経営の時代は宗主国として、次に傀儡政権を建てて動かして(イラクのパーレビ体制?)、その為のマスメディアの嘘情報とか?『自由と民主主義!」「独裁者!討伐!」が誘うような?マスコミ報道に一呼吸を入れながら読む?とか?

99%の命より、「自由と民主主義!」「ガザ地域のせん滅」を世界のマスメディアに載せる力を持つ、イスラエルなの?そんな気もする?民族浄化ってどうなの?ナチスの迫害を受けた人々が、78年後にはガザ地域でのパレスチアの人々をせん滅?民族浄化って、どうなのか?その様子を物見遊山の様にして眺めるイスラエルの富裕層?の映像も出てきた?これは600万のナチスの犠牲者の前に、逆説的に過ぎるような?

⑪ 資源を自国民の為に

すべての人々の文化・人種・民族の互恵互酬はどうなの?イスラエルの国では、パレスチナの人々に選挙権は無いのだろうか?違っているからこそ、学び合える?みんな同じでないところが可能性かも?異文化共存・学び合いの人類社会では?

世界中、旧植民地の地域に、自国の資源は、自国民99%の為に使える政治を選びとる、そういう選挙が世界中にやって来る?1%が支配する『金目』の流れ、これを99%のいのちと生活の為に廻す、そういう政治、世界では?今の「自由と民主主義!」って『金目』次第なような?

⑫ 日本のジャニー事務所・統一教会?

敗戦国日本に対して、米国は、「我々の望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利」を主張した言う、この不平等関係?ダレス(当時の米国国務省顧問)の言葉だそうだ?植民地と同じ?

ジャニー事務所の第3回の会談?これほど酷かったジャニーさんの70数年?デビ夫人とかは??急に発言訂正を出せば?今度はそれを忖度させるんだ?『金目』と『忖度文化』?

国民生活・「貧困防止が政治の要」ではないだろうか?今1%の側は、可能な限り99%への分配を削りながら、自分達の競争力を高めたい?「市場原理」は今や「神の手」から「悪魔の手」へ向かわざるを得ない時代に入っている?

なので競争より、協働ではないだろうか?『3人集まれば文殊の知恵』の時代へ向けて、戦争政治が最高の『金目』になる現在の経済システムを越えて、「3人集まれば文殊の知恵」的?協働の社会では?税金の流し方を組み替える時代では?

⑬ 「いのちの政治」は「所得保障と住宅保障」と次世代育成

日本は超高齢化社会を迎えて、低年金への捕捉の制度が緊急な課題?そしてこの不安定な気候の中で、リーズナブルな住宅政策も大切?アメリカ社会はホームレスが急増中?自助努力の社会の現実はむごいような?この時代に国民の生活水準を守る事が、日本の未来を創るのでは?

税金の流れ方、委託/中抜き/エッフェル塔/関連業者への横流しなども?見つけては国民を直接雇い入れる事業に廻し変える?新しい政治の時代を拓こう・・

地震国日本の原発を止める、新しい政治では?耕作地の整備・森林資源の醸成が、大地の中の細菌の繁殖をもたらし、地球上の水資源の循環を促すのかも?それが海洋の酸性化を、空中のCO2量をコントロールへの道?地球とその生態系を守り、『金目の戦争政治』から「いのちの政治」へと、大きく転換する時代では?

金目の政治を変える、新しい生物生命の経済学を開こう。『金目』でなく「生物生命の再生産度」「物流/通貨指数」。そして選挙の集計を監視するシステムを考え出す事かも。

荒れた山林原野、耕作放棄地に手を入れて、食糧増産、国内物流の確保 「緑と生物多様性保全」-地球温暖化を抑える ②一生でも住まい続けられる、安価な公共住宅システム。増え続けている空き家に手を入れて、税金を繰り出して整えて行こう。引き籠りでもなんでも、動員されて手伝い、賃金を貰うシステム。そうして内需拡大に貢献だ。③今後もあり得る感染症対策は、平等で安心な医療介護システム、世界に学び効率化と質を求めながらの、税金投入事業、日本版ニューディール、税金で直接国民を雇い入れる事業を進める政権かも。

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