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原発補助金と日本版ニューディール

女川町は宮城県北部、岩手の海の三陸海岸の最南端、男鹿(おしか)半島の北端部に位置する。ここと福島原発との距離だが、福島原発から仙台駅までの直線距離 56.2Km、仙台女川94.3Kmというのだから、この三点(女川原発・仙台・福島原発)を結ぶと、背の低い三角形ができる、そのもう一辺なので、約100キロちょっとかもしれない。


時速100キロで高速道路にのれば、1時間ほどで到着する場所、結構近い?なんでこの福島の近い所に再度同じ規模の原発が再稼働される必要があるのだろうか?


① 福島原発の時の女川原発

福島と同じ東北の太平洋岸で、三陸沖地震に遭遇、女川原発は無事だった。ネットでも読めるようにその防災への構えが良いかったためと言われている。


今回の原発再稼働の女川町長、そして宮城県知事も若い男性、何か大阪の吉村知事、北海道の鈴木直道知事と似ている?共にマスコミは非常に好意的ではなかったか?でも、この宮城県知事の稼働理由が非科学的にすぎるんだけど?


防衛大学卒の元陸上自衛官らしい。女川町長のほうは、父親も元町長だから、二世の自民党政治家らしい。出身の石巻高校は名門だと思う。こう言う二世の町長って、町民は忖度し、義理を感じるのかも?この宮城県知事には、日本自衛隊とアメリカ軍の関係について、その指揮権の在り方について、尋ねたいような気がする?


② この人達の原発?

ちょっと驚いたのが、原発は事故が起こるが、で交通事故と同等問題として、比較している所。防衛大学にも自然科学と言うのか、高校理科と言うのか、そういう授業は無いのだろうか?その上で稼働を進めると言うのだが、非科学的と言うのか、この人の理屈は無理筋っぽい?放射能の生物への影響、細胞活動に及ぼす破壊力の範囲も深さも、なかなか解明できない所が問題では?


交通事故を起こす自動車と、原発事故(放射能拡散)を起こす原子力発電を、同レベルにおいて議論をする教養って、どうなの?どちらも科学の発展の産物だと。科学の発展のおかげで、社会は進歩したと言って憚らない人だが?


でも自動車事故と原発事故では、その人類への影響がレベルが違いすぎ?この人はどういう時間軸なのか、原発事故は死亡者数、物的損失、地域の耕作地、工場等の産業資源、森林など自然にまで、未来に渡っての影響、被害を及ぼす事故が起こり得る。現に100キロ先の福島はそうなってしまった?今では、原子核工学的には、原子力の平和利用に疑問符が付いているからこそ、世界中の原発撤退が進行中になっている?


③ この人には誰も話ができないの?

このかなりの暴論、中学生でもわかる違いを堂々述べてしまうのが怖い?取り巻きのなかに、普通の意見というのか、知事と情報共有していくスタッフがいないのだろうか?官邸の一存では無いが、知事の一存は忖度しかない世界が、宮城県庁でない事を祈る?


広島長崎の被爆者は、二世三世の影響の調査を願っているではないの?本当に不安な悲しい残念な要望に思える。何の咎もない市民が負う苦しみかもしれない?


原発事故は、一定の確率で起こる交通事故と同じだと言うメンタルが、自衛隊員、自民党二世議員に共通項なのだろうか?二世を抱えた政治家はどうでも買収されやすいのかも?自分の政治的信念、住民よりは、息子の選挙?「政治&息子の将来」を、「はかりにかけりゃ」息子(二世)が重たい場合が多そうだ?


④ 福島の事故とチェルブノイルの事故

今日本の電力は、原発無しで十分に間に合っている。コロナの影響で、むしろ電力はだぶついている?その時に何故に急ぐのだろうか?福島の原発事故の原因、地震の影響については、不明な所もあり、異論を出した人もいる程?未解明、未解決なのに?


で心配なのは、ソ連邦があったころの、ゴルバチョフ政権は1985年3月11日発足でチェルブノイリは1986年4月26日、この間1年1カ月、やがてソ連邦は1991年に崩壊している。この事故が、ゴルバチョフ政権、ソ連邦を崩壊を確実にしている?ゴルバチョフ政権はそれを見込まれていた?


一方の日本の民主党政権は2009年9月16日発足でフクシマは2011年3月11日、この間1年6カ月なのが怖い。そして民主党政権は2012/12に崩壊、ソ連邦解体を促したチェリブノイルの事故、民主党政権の解体を促したフクシマの事故とも見える。つまり、取り越し苦労的に考えると、この事故が人為的である可能性もゼロではない、福島の近くの、ちょっと女川が怖い?


⑤ 原発は金食い虫

もしも原発はアメリカサイドが、属国的な日本に抱かせた手りゅう弾のような機能があるとすれば、米中貿易戦争のさ中、極東での戦争勃発時に、日本の米中戦争に抵抗する勢力への楔(くさび)のような効果があるならば、今急ぐ必要があるかもとか?日米密約を順守させるための布石とかで?私の妄想もすごくなってくる?


万が一そうであれば、原発は太平洋側に、福島の近くの位置である方が確実に実行可能かもとか?何しろ原発は、世界中の誠実な国家は撤退を進めている危険物?原発は必要なのか?安全性に科学的根拠は薄れつつある。文殊も全て廃炉だが?アメリカ自身が原発は撤退しているのは、コスト的に安全対策、使用済み核燃料保管の経費を考えれば、原発程の金喰い虫はない事が分かっているから?
http://www.otsukishoten.co.jp/files/genpatsu70-73.pdf

使用済み核燃料:地下 300 メートルより深い岩盤の中に埋める。この方法で最終処分を行った国はまだひとつもない。放射能が低くなるまで10 万年以上もそこで保管し続けることになる。フィンランドでは、500 メートルの地下施設を建設中だが、放射能が 16 分の1になる 10万 年後まで、だれかが堀りかえさないようにするために、どうするかを真剣に話し合っている。ちなみに10万年前とはネアンデルタール人の時代だとか、未来永劫に保管する、そのリスクは大きすぎに思える。


⑥ 義理と忖度が女川を、日本を滅ぼす

原発は今や、原発族、税金じゃぶじゃぶで潤いたい人達の、税金を廻させるシステムになってはいないだろうか?地域復興の補助金とセットで進めるのだろうが、高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)の関連施設では、未完成のままの茨城県東海村の建物を、日本原子力研究開発機構が毎年9000万をかけて維持し続けているしろものだ。


日本の貧困化の中で、このような税金の使い方は、ますます日本の未来を暗くする?そして、ジョセフ・ロートブラット教授は、1945年8月広島原爆投下以前にマンハッタン計画(人類最初の原爆製造に至った研究プログラムの暗号名)から手を引いた、たった一人の物理学者だが、当時次のように注意を喚起していた。 


「原子力の利用は、民需でも軍需でも、ウランを原料とすれば必ずプルトリウムが発生するので、それは核武装の原料になるのです。最後には文明が破壊されるか、あるいは核分裂を基礎とする原子力は放棄しなければならなくなるかのどちらかとなるでしょう」と。今を予言する言葉と言うべきか、放射能は地質学的時間経過の中でしか動かない、後始末不可、破壊が目的の軍事用目的以外は、コントロール失調状態であり、平和利用って絵に書いた餅だった?


⑦ 科学的に無理がある

世界政治の都合に合わせて曲げられた、原子力の平和利用の理屈だったのかもしれない。広島長崎を経験し、さらに福島を体験している日本国民だから、科学的にも限界が明らかになって来た今日、若い人の未来のために、発想を変えてあたらしい希望を掴む事かも?


使用済み核燃料の保管にも、また沢山の税金が、まるで買収資金のようにして、補助金と言う名前で、使われている?これでは日本の未来は萎むばかりではないか?大部分の人達が、格差の拡大社会で、安堵が減るみたいな?そして時々原発事故が起きて、避難、避難の動きも続くのかも?


文殊も、この立派な名前、菩薩であっても、廃炉後もまだ年間9000万も税金を使い続けていると言う。これでは日本の国の若い人達に、生活の安堵は減る方向性かも?


⑧ 原発誘致の補助金で地域住民の日本版ニューディール
これら税金の無駄つかいをはじき出して、原発を止めて行こう。原発誘致の補助金の全てを洗い出そう。各省庁にまたがっているだろう。それらを今失業中の若い人達の未来の生活基盤整備、日本版ニューディールに廻し、地域住民を雇い入れる事かも?今潤っている天下りの人達には、ベーシックインカム適用は必要だろうが?


いまこそ原発財政の透明化を進める事かも?身内や一部の国民に税金を廻して、一方では全体の首を絞める政策が原発再稼働みたいだ?そうではなく、原発稼働予定地の地域の住民を、日本版ニューディール、故郷の山野に手を入れて、農地を森林を復活させる日本版ニューディール事業に雇い入れる。その方が中抜きがなく、地域住民に満額配れる?消費は活性化、食糧は増産へ向かえる?


原発用補助金とは、一種の税金による買収?だから、これを日本版ニューディールで生かそう?①荒れた山林原野、耕作放棄地に手を入れて、食糧増産、国内物流の確保 ②空き家に手を入れて安心な公的賃貸住宅システム整備 ③平等で安心な医療介護システムで、安堵ある国民生活?補助金の為の税金で住民達を直接雇い入れて、これら事業を進める?それは内需拡大に向かうに違いない。そのための、「自公の政治の乗り換え」を、今こそ腹をくくって進める事かも?


いまこそ 「正直文化」で、若い人財を励まそう。生産工場の」国内操業を目指しつつ、新しい社会保障(所得補填+居住保障+医療介護保育職業教育)のある、安全な食料を生産する農業立国、食料自給率UPの国だと思う。耕作放棄地の再生、荒れた山林原野に手を入れる国土保全、その方向で少しづつでも動く、嘘を言わない、正直な政権、アメリカからの真の独立、まっとうな政治、まっとうな裁判を進める政権。そのベースに置く社会保障制度を考えよう。

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